暑さに負けない為に   

                            2018.6
ここ新湊の漁場は蟹の季節が終わると、何も食するものがないかのように思われていますが
どうして、どうして
この季節にしか食べられないものが、いっぱいあります。
そしてそれらはいずれも涼やかで滋養に富んでいて、夏の暑さに負けない力を与えてくれます。
海の宝石とも言われる白海老、海のミルクのような天然岩牡蠣、赤身が美味しい夏まぐろ、生命力の強い鱧(はも)今月はこれらの食材の特性を活かした調理でお献立致します。

白海老は変幻自在!!
白海老は姿が小さいので料理にボリュームが出ず、料理人泣かせの食材ですが
それがかえって色々な調理法にも向き味も豊かです。
富山県には昔から新鮮な魚を昆布締めにして食する慣わしがありますが
白海老も昆布締めにします。むしろいまは白海老の昆布締めは昆布締めの
代表格といえましょう。
刺身で食せる新鮮な魚を昆布締めにすると言う贅沢な食べ方が他の県の方々にも認知されてきました。
保存のためばかりでなく微妙な塩加減が現代の薄味志向の食生活に合っていると思います。
混布締めの白海老をごはんの上に(白海老ごはん)
三つ葉とともに天ぷらに(かき揚げ)
つぶして蒸して椀物に(真蒸)
その他焼き物として、デザートとして  等々
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岩牡蠣!!
5月の下旬頃から8月頃まで富山湾沿岸の岩場で取れる牡蠣で夏牡蠣ともいいます。
旨み成分と栄養分がぎっしりふくまれています。短い季節の食べ物は貴重です。
生食が一番美味しい食べ方です。

夏まぐろ!!
まぐろといえば遠洋の物というイメージですがここ富山湾内でも取れます。30キログラム〜50キログラムの大きさのものが取れます。
夏まぐろと限定した言い方をするほど短い季節にしか味わえません。
だから冷凍しない取れたてを味わうことが出来ます。
赤身は柔らかいのに弾力があり、トロの部分はいやみのない脂っこさで口の中で解けていきます。
たっぷりの大根おろしと本わさで頂きます。

鱧(はも)!!
はもは生命力の強い魚で食する人にも力を与えてくれます。
骨切りには手間がかかりますがきれいなふっくらした白身は
どんな料理をも美しい仕上がりにしてくれます。
湯通しして梅肉を添えて酢物としたり葛餡をかけて椀物にしたりします。
揚げ物やしゃぶしゃぶ、焼き物にもします。


今月のおすすめ


季節おまかせコース一例

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        前菜    雲丹 車海老ぜりー寄せ 他
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        酢物    岩牡蠣 ポン酢      
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        刺身    夏まぐろ 梅貝
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        揚げ物   白海老かき揚げ
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        椀物    焼き鱧 松茸 湯葉 オクラ
   食事   日替わり、おまかせ

天ぷら三昧コース

前菜三種、季節の刺身、季節の魚介と野菜の天ぷら3皿、椀物、天茶漬け、季節の野菜の天ぷら